創業融資で提出する事業計画書にはセールスポイントの記載欄があります。ここでは、セールスポイントの重要性と書き方を解説しています。
事業計画書に記載するセールスポイントは、顧客が他社のサービスではなく自社のサービスを選ぶ理由と言い換えられます。この点が明確になっていないと、資本力の大きな同業他社や先にサービスを開始した同業他社に勝てない可能性が高くなります。知名度などで劣る自社をあえて選ぶ理由がないためです。
もちろん、顧客の選択肢に残る可能性はありますが、積極的に選ばれることは少ないでしょう。
したがって、創業融資を扱っている金融機関は、セールスポイントを事業者の返済能力や事業の将来性に関わる重要な項目と考えています。数行程度であったとしても準備をしてから記載しなければなりません。
自社の商品が備える他社の商品にはない強みを記載します。切り口として「自社の商品だけが提供できる価値」や「競合他社の商品より優れている点」などがあげられるでしょう。特別な強みはないと感じるかもしれませんが、自身の経験などを生かすと他社にはない強みが見つかるはずです。
例えば、ホテルで働いていた料理人であれば「有名ホテルで修業したシェフの料理をリーズナブルな価格で食べられる」などが考えられます。
コスト面の強みもセールスポイントになりえます。同業他社より安い料金で商品を販売したり利益率を高く設定したりできるからです。
具体的なセールスポイントとして、自宅兼事務所を利用するため家賃を抑えられる、前職の人脈を活用するため割安な料金で仕入れられる、セルフサービスや券売機を活用して人件費を抑えている(飲食店)などが考えられます。
店舗などの立地条件も強みになりえます。集客に大きな影響を与えるためです。例えば、駅前は人通りが多いうえ通行人の目に留まりやすいため立地面が強みになるでしょう。
ただし、全ての事業者に駅前が適しているとはいえません。顧客が足を運んでくれる店舗であれば、家賃の高い駅前を借りる必要性は低いと考えられます。自社のビジネスに合わせて強みを設定することが大切です。
マーケティング面の強みもセールスポイントになりえます。競合他社よりも集客を効率よく行えるためです。
例えば、新規事業に関連するSNSのフォロワーが数万人いて、フォロワーの多くが開業を待ち望んでいるなどの場合は強みとしてアピールするとよいかもしれません。
事業計画書のセールスポイントは、事業者の返済能力や事業の将来性を評価する重要なポイントです。商品・コスト・立地・マーケティングなどの切り口で強みを明らかにして自社が選ばれる理由をアピールしましょう。
創業融資における事業計画書の書き方は、以下の記事で詳しく解説しています。こちらも参考にしてください。
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引用元:ファイナンスアイ公式HP
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